COFFEE &CHOCOLATE vol.1
2014年に出版された一冊の雑誌に天啓を得た。
それがこの雑誌。「WIRED」(コンデナスト・ジャパン刊)ちょうど ある媒体に属していて、こちらの編集長だった若林恵さんと会場でお会いする機会を得た。それから「WIRED」を知り、その特集が「コーヒーとチョコレート」だった。
WIRED 最高! 全ては出会い、雑誌も出会い
チョコレートとコーヒー。悪魔と天使の組み合わせだと思った。どっちが悪魔で、どちらが天使だとか?そんな問題じゃないんだけど、とにかく「この二つの組み合わせは最強の言葉だった」正直 誘われている気がした。
当時「blue bottle」はまだ日本に進出していないわけで、この特集の半分くらいは「blue bottle」だった。表紙もJAMES FREEMAN だしね。 毎日 持ち歩いていから、ボロボロだけど、とにかく かっこいい特集だった。
その雑誌にはこんな物語が書いてあった。「ブルーボトルの創業者を説得して店舗を増やそうと、資金調達を計画しているんだけど興味はないか?」その誘いに乗って、スタートアップに繋がっていくんだけど、雑誌を読んでワクワクしたのを今でも鮮明に覚えている。2014年の「WIRED 」の価格は500円だったのも何故か 覚えている(笑)
ブルーボトル上陸前夜
それからコーヒーハウスをやろうと決めて、いつでもスタートアップできるように企画を温めていた。ポイントはカフェでなく、焙煎所にフォーカスした。小さな焙煎所がすでに世間には多く存在していたし、ビールの醸造所(マイクロ・ブリュアリー)という選択もあったけど、横浜ベイブリューイングの鈴木真也くんには勝てない気がしたから。その選択肢は捨てた。
横浜ベイブリューイングのサイトはこちら
https://www.yokohamabaybrewing.jp
その後 なんかの縁でchairの隣にジンの蒸留所を彼は作るのだけど、真也くんはやっぱり凄いやつだ。(同じ鈴木だけど、足元にも及ばない)
とにかく 焙煎所に絞ったけど、あまりインパクトがない。そこで企画に盛り込んだのが SHARE ROAETER(シェア ロースター)なんだかんだ 焙煎機は高いし、若い人にはなかなか手に出ない金額、それをシェアしようと企画した。コインランドリーみたく、安価で貸せたらいいなという発想だった。
コインランドリーのようなロースターを作りたい
当時はカッコ良いコインランドリーもたくさんできた。
さらに シェアロースタリーもでき始めていた。
そんな「貸し焙煎所」を作りたいというアイデアに興味を持ってくださった企業が現れた。多分 「僕はカフェをやるのが夢」でなんて企画していたら、全く話にならなかっただろう。「自分でやればっ」て話だ!
興味を持ってくれたのが高架下の上を走る鉄道会社。それから企画が進み、2020年にchair は開業する。しかしコロナが足音を立て初めていた。開業即、休業が待ち構えていた。
このあたりの話はまたいずれ、2020年 コーヒーハウスを開業して、4年コロナをサバイバルして、さあ、次はチョコレートだ!と舵を切ることにした。
全ては偶然だったけどね。
COFFEE&CHOCOLATE
WIREDを手にして、10年が経っていたけど、構想10年と思えば早いぐらいだ。すでにコーヒーハウスは実現しているんだし、あとはチョコレート工場を作るだけ。
ついに チャリーの世界に突入しようと決めた2024年6月。
to be continued