COFFEE&BOOKS vol.1
店内にも置いてあるから手に取ってお読みください。
片岡義男さんによる、コーヒーについてのエッセイ集。
「珈琲が呼ぶ」片岡義男
コーヒーについてのエッセイ、といっても、コーヒーそのものを扱ったものに限らず、映画、音楽、漫画、小説など、コーヒーや喫茶店が登場するものなら何でも取り上げ、題材は多岐にわたる。
観たことある映画。読んだ本。通った店も登場することもあり、自分のコーヒー物語を辿りながら読めるエッセイになっていて楽しい。大袈裟に書くと片岡さんと一緒にコーヒーの旅をしているようだ
LLbeanのマグがchairのマグになった
アメリカを旅した目的の一つはLLbeanだったことがある。もちろん通販誌を始めたような企業だから、日本でも商品は購入することができた。でも服やシューズはリスクがあるでしょ。そんななんだで、通販で購入するアイテムはサイズや色だけ間違いなければ問題ない。ボクは通販でマグカップを購入した。それがこのマグ。その時は自分のコーヒーハウスのマグがこの形になるなんて思わなかったけど。
そして片岡さんの「珈琲が呼ぶ」が出版された2018年の頃だった。もちろん 以前から大フアンだったけどね。特にこの本は何度も読み返したな
要するに「オートバイと青春の話」主人公の乗るカワサキの650RS-W3は当時一気に知名度をあげたバイクだった。
こんな物語が描かれている「振り返ると、なぜだかとてもまぶしそうに、彼女はぼくを見た。彼女の瞳は光っていて、目もとにかなりの色気がある。」こんな出会いを期待してオートバイでソロツーリングをしていた若い奴がきっと大勢いたのだろう。もちろん ボクもその一人だけど
そして「珈琲が呼ぶ」が出版されてすぐ購入した。LLbeanのマグと再会したのは本文中の22ページだった。写真にはスノーピクのテイタニウム・ダブルウオールのマグと一緒に写っていた。
これが片岡さん愛用の220モデル
スノーピクのサイトはこちら
マグカップの究極形はこれだ!
このスノーピクを購入して以来、片岡さんはLLbeanのマグを一度も使用していないと記述がある。この2つのマグは両極端だと片岡さんは言う。そしてこの両極端のマグの間にはコーヒーカップというものが無数に存在している。そして、それらのどれも”僕は好いていない”
そんな記事を読んで chairのマグカップがこの形に決まったってわけだ。
大好きなマグカップ!この形はアメリカの匂いがする。
コーヒーハウスをオープンした目的の一つに店内でコーヒーと一緒に本をゆっくり読んで欲しいということがありました。ぜひ一冊の本を片手にゆっくりコーヒーを飲みに来てください。