COFFEE &BOOK vol.3

邦題「ダーテイ・ハリー4」(Sudden Impact/1983)の主人公ハリー・キャラハンは車を止めてダイナーに入り、新聞を手にカウンターのスツールに腰掛ける。コーヒーを注文、テイクアウトにしてもらい、店を出る。そこでコーヒーをハリーはコーヒーを口に入れる。

このシーンが「珈琲が呼ぶ」の183ページに描かれている。タイトルは「しょうこりもなく、オールドストーリーを」だ。この文章を読んで、すぐ映画サブスクで「ダーテイ・ハリー4」をダウンロードして観たくなった。もちろん 同作は全て鑑賞済みだけどね。ちなみにダーティハリー・シリーズ5作のうち、クリント・イーストウッド自身が監督を務めたのは本作だけである。

ダイナーに入って強盗を働こうとしていることを察知したハリーは裏口から戻ってくる

Go ahead, Make my day(やってみろよ。面白いことになるぜ)

裏口から戻ったハリーはあっという間に3人強盗のうち2人を打ち倒す。そしてもう1人と対峙したハリーのセリフが「Go ahead, Make my day」と強盗を挑発する。「Make my day.  」をそのまま訳すなら「俺を楽しませてくれって感じかな。

「やってみろよ。面白いことになるぜ」なんてかっこいいセリフなんだろう。

決め台詞「Go ahead, Make my day」は当時ロナルド・レーガン大統領が引用して話題になっている。

Ronald Wilson Reagan(1911-2004) アメリカの第40代大統領 はもとハリウッドスター

ロナルド・レーガンは大統領でありながら、政府を批判している。レーガンが望まない法案が議会が通過しそうになった時、『ダーティハリー』のセリフを引用して、「Go ahead. Make my day(やれよ。楽しませてくれ)」と発言し話題になった。ハリウッド俳優上がりの大統領ならこのぐらいの引用は問題なくやるはずだ。

「Make America Great Again」を掲げたレーガン。レーガンが大統領を辞した後、この標語はドナルド・トランプによって使用されている。トランプは、2016年大統領選挙の活動のために商標を取っている

「America First」はトランプのもう一つの標語 2人の共通点の一つの歴代大統領で離婚歴があると言うこと

いつしか映画の話になってしまったので今日はこの辺りで、また次回!

珈琲が呼ぶ