JEANS&COFFEE vol.2

「好きなことを仕事にしてきたらこうなった」はこの本のTPP(徹底的なパクリ)。

北原照久/矢野雅幸 共著

好きなことは仕事にしない方がいいと言う意見もある。実際ボクもそう思ってきた。しかし 「なぜジーンズとコーヒーか?」と聞かれた時、「好きだから」としか答えられなかった。実は好きなことを仕事にするのは難しい。時代背景や、年齢の問題もある。好きなことより、経済を優先しなければならない場合だってあるはずだし、就職、転職、子育て、様々な理由が「好きなこと」の行くてを妨げる。

ボクが今回 好きなことを選んだ理由はいくつかの理由が重なっているので一言では言い表せないが、好きなことをしているモデルがいた。それがハルバル商店のイトウさんだ。

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ハルバル商店で購入したポスターはカウンターの一番目立つ場所に展示

https://harubaruzaimokuza.com/shoten

東京勤めを早期退社 、と言うのもイトウさんはまだ定年を迎える年齢じゃない。今で言うシェアオフィスの運営形態を経て、商店の店主になった。「会社をリタイヤ、好きなことをする」と言ったイトウさんのようなセカンドライフをイメージする人も多いはずだ。

ハルバル商店外観

まちのスナックがイトウさんの人脈を拡げた

「まちのスナック」はある一時期イトウさんのために存在したとボクは思っている

面白法人カヤックが運営するまちのスナックでイトウさんはレギュラのマスターだった時期がある。イトウさんはそこで地元ネットワークを作って行った。様々な人が 日替わりのマスターやママを担当していたけど、イトウさんの担当していた夜は圧倒的にお客が滞在していた。

まちのスナックのサイトはこちら

https://snack.machino.co

イトウさんは特別なことをしていなかった。スナックに来店する人たちに丁寧な接客をしていただけだ。飲食店の経験もなければスナックのマスターだって初体験だったはずだ。イトウさんは「人当たり」がいいと言ってしまえば、それだけだけど、この「人当たり」は本人は備えている資質によるところが大きいし、なかなか真似できない。誰でも機嫌がいい日と悪い日があって、機嫌がいい時は最高な笑顔で接客をしている人が、ある日はどうしたの?????って言うぐらい 笑顔がなかったりする人がいる。イトウさんにはそれがない。

そんなイトウさんを手本にボクなりのchair 商店がこのJEANS&COFFEEだと思っている。

「好き」はとても曖昧(あいまい)なニュアンスだ。女性に「好きだよ」と言おうものなら「愛していないの」なんて返り討ちに合う。しかし、「好き」を突き詰めて行くのはとても楽しい。

「楽しい」が先か?「好き」が先か?ボクは「好き」が先。いやどちらだろう、正直よくわからない。だけどジーンズもコーヒーも大好きでしょうがないし、今は楽しくて仕方がない。